フィギュアスケートの元世界王者で岡山県倉敷市出身の高橋大輔さん(39)が1日、東京都内で「だから、晴れの国」岡山県PR記者発表会に出席した。岡山県は全国平均と比較して晴れの日が多い温暖な気候が魅力で、PR活動の〝顔〟として高橋さんが出演した動画も初披露された。高橋さんの発言を中心とした発表会の詳報は次の通り。

高橋大輔さんが登壇
(司会)ーご挨拶お願いします。
高橋さん「みなさんこんにちは。高橋大輔です。よろしくお願いします」
ーご縁のある今回の結成なんですよね。
高橋さん「今回前野さんと映画に初めて出演させていただいたんですけど、倉敷を舞台にした映画なんですけれども、そのときに前野さんと初めて共演させていただいて今回このPR動画もということで、またご一緒できてすごい楽しかったです」
ー岡山県では、晴れの国岡山の魅力を発信できる60秒以内のオリジナルショートムービーを募集する晴れムビコンテストを本日8月1日より開催いたします。岡山には見たい、食べたい、体験したいといった実際に行ってみたい、暮らしてみたいと思える魅力がいっぱいございます。そんな魅力を感じられる動画を募集するコンテストです。こちらに関してもですね、高橋大輔さんによる募集告知のムービーがございますので、ご本人目の前にして…。
高橋さん「どんな感じになってるのか」
ーご覧ください。
ー笑ってらっしゃいましたね。
高橋さん「そうですね。感想のところがくさいなと思いながら見てたんですけど、でもすごい素敵なものになってるかなと思います」
ーすごい楽しそうな雰囲気が。
伊原木知事「ね。でも高橋大輔さんもこの審査に参加していただけるっていうことだったので、これちょっとね。実際に選ばれると言うのはかなり厳しいかもしれないんですけど、自分の動画を見て貰えるって言うのだったら是非投稿して貰ったりしたら」
高橋さん「僕もたぶん知らないところもたくさんあるので、そこでいろいろ知っていけたらなと思いますね」
ーその「晴れムビ」なんですけども、高橋大輔さんにもお撮りいただいたんですよね。そちらもご覧いただきましょう。
ーこれは撮影された時に。
高橋さん「撮影した後に撮らせていただいて」
ー自分から発信する岡山もいいですけど、皆さんの思う岡山を聞けるのもまたいいですね。
高橋さん「そうですね。いろんな方のそれぞれの岡山の素敵なところだったり思いだったりというのがそれぞれ、100人いれば100あると思うのでちょっと楽しみにしていますね」
ー撮影は綺麗な晴れた日にされていて最後のコメント「東京は雨だけど」とおっしゃっていましたけど。
伊原木知事「まさに今日なんてそうですね、東京台風であれですけれども岡山晴れてるんだそうです。だいたい晴れてるんですよね。全国平均よりも、晴れの日が1ヶ月分多いですから、たいてい晴れてるんですよ。梅雨はさすがに雨が降るけどそれ以外大概晴れてるって言う。でもあのムービーで実はこうけっこう簡単に撮ってそうだなっていう感じですよね、でもああいう感じで撮って送れば良いんだなってことですよね」
高橋さん「そうですね。気楽に」
伊原木知事「すごい企画して、どうのこうのやらなくても、サーッと撮って気に入ったのを上げていただければ良いっていうことですよね」
ー気軽に考えていただければなという感じですかね。これ何回でも投稿出来るんですか。1回?
伊原木知事「何回でも投稿出来るか。やっぱりあの自分が気に入ったものを投稿していただければなと。150くらい投稿しなければ」
高橋さん「素敵なのがね、1個じゃおさめられないっていうのはね」
ーこちらのコンテストなんですけれども応募が8月31日までとなっております。詳しくは岡山県の公共広報課のホームページをご覧ください。
伊原木知事「今日からいいんですよね」
ーそうです。
伊原木知事「8月中、8月1ヶ月間]
ーはい、そうです。今日から始まっております。なのでぜひよろしくお願いいたします。

伊原木隆太岡山県知事とのトークセッション
ーそれではですねここから高橋大輔さんと伊原木さんのトークセッションに移らせていただきたいと思います。ここからいろいろ伺っていきたいのですが、まずは伊原木知事からお伺いします。先ほどの高橋大輔さんの晴れの国ルーティーン動画なんですけれども、「晴れムビ」ご覧になって改めて感想をお願いできますか。
伊原木知事「岡山、晴れの国、言いたいことがいっぱいあるわけなんですけれども、高橋大輔さんが言ってくれるとずいぶん説得力があるなと。朝のルーティーンというのは本当にこうなんだなっていうことなんですけど、私がやったらちょっとずいぶん違うことに。まあそういう企画がそもそも上がってこないでしょうけど。上がってきたら私が却下します。ほんとにだめでしょみたいな感じで。うらやましいなと」
ー素敵でしたよね。
伊原木知事「ああいうふうに普段やってることなんですって言っても、それが絵になるっていうのが、でもそういう方に今回ふるさとの応援をしてあげますよってことでご参加いただけたっていうことで、35年ほど私の前の前の知事の時に『晴れの国』っていうことを初めて、私の前の知事、石井知事もやっぱりでいいんじゃないかっていうことで変えずに来て、私も今13年目ですけれども変えようっていう話になってない、で、これだけ岡山で定着してるのに、これだけ県外に知られていないことが、ついに高橋大輔さんによって県外の方にも知られる、36年目か37年目にして初めてなるんじゃないかって言って、期待をしています」
ーフィギュアスケートをされていらっしゃった時のファンの方もたくさんいらっしゃるじゃないですか。そういったところで、私も失礼ながら高橋大輔さんは本当に素晴らしい方として存じておりましたが、岡山のご出身とは初めてだったので、新しいつながりが広がっていきそうですね、知事。
伊原木知事「はい、本当に楽しみなところで、岡山が生んだ大スターでこれからぜひ晴れの国岡山、広げていただきたいと思います」
ーおいしいものいっぱいありますし、お酒もありますし観光もありましたし、ぜひムービーご覧いただきまして、広げていただければなと思います。続きまして、高橋大輔さんにムービーの制作についてお話伺っていきたいと思うんですけれども、岡山の魅力を短編でご紹介する、気楽にということでおっしゃっていましたけど、どういったものを作ろうかなというのがあったんですか。
高橋さん「企画自体はあったので、僕がご提案というよりかは。ムービーの方ですか?」
ーそうですね。
高橋さん「ムービーの方は、こっちのPRの動画じゃなくて、ムービーはとりあえず岡山に携わってる方々に一言ずつ素敵なところを言っていただこうっていうことで撮らせていただいて、急に振ったりもしたのでちょっと緊張してましたけど」
ーいろんなスタッフさんが
高橋さん「はい、PRしてくれます」
ー前野さんとご一緒したのは、もともとご存知ではあったけれども、ご一緒したのは初めて?
高橋さん「その倉敷を舞台にした映画でご一緒させていただいたのが初めてで、でまたこのPR動画でご縁があって一緒に。前野さんと同い年なので、本当に同い年ですごい今回も一人だったらちょっとさみしかったんですけど二人だったので、和気あいあいと楽しみながら」
伊原木知事「前野さん良い方ですよね」
高橋さん「めちゃくちゃ素敵な方で、お話もお上手ですし」
伊原木知事「前野さん嫌いな人いないと思います。本当に植樹祭の時にもパフォーマンスの指揮、指導をしていただいたんですけれども、ほんとに良い方、素敵だなとひしひしと伝わってきて」
高橋さん「前野さんほんとにグルメですし、いろんなお店も知ってるので岡山の。なので教えてもらったり。ラーメンも、僕あんまりラーメンをあんまり食べたことがないので、ちっちゃい時は。だからちょっと教えてもらって今度ここ行ってみようかなとかあったりして。いろいろ教えてもらってますね」
ーちなみに岡山にはどのくらいの年齢までいらっしゃったんですか。
高橋さん「僕はでも17ですね、高校生まではベースは岡山で行ったり来たりしてたので、試合があったりとか合宿があったりで行ったり来たりしていて半分半分くらいでしたけど。ただまあずっと練習していたので、実はあまりその住んでる付近しかくわしくないっていう」
ーこれからっていう時にこっちの方にね。
高橋さん「そうなんですよ。最近よく帰らせてもらっているので、そこでいろんなところを連れて行っていただいたり自分で探して足を運んでみたり、最近新しい自分の中で岡山の倉敷の新しい発見をどんどんしている感じですね」

ー高橋大輔さんにもお伺いしたいのですが、今回映画の撮影が倉敷の方で行われて、それが倉敷美観地区。
高橋さん「美観地区メインでやらせてもらっています」
ーあの辺りも風光明媚なところですよね。いかがでしたか。
高橋さん「いやもう素敵でした。現役時代というか住んでる時は時間がなかったので見れなかったんですけど、今回撮影で3週間、行ったり来たりはしていたんですけど、時間もあったので結構ゆっくり歩いてみたりとか付近のお店行ったりとか、すごい素敵なお店がたくさんあってですね、こんなお店もあるんだあんなお店もあるんだって」
伊原木知事「今増えてきてるんですよね、増殖しているんです。以前は倉敷側に面したところだったんですけれども、その裏通りの両側にお店が出来て今はそっからまたしみ出してます。で美観地区、絶賛増殖中です」
高橋さん「いやでも本当にあの美観地区の中で泊まれるところとかも、本当に素敵で前回帰らせてもらった時に泊まらせていただいてめちゃくちゃ素敵で。ほんとにあの大人になって楽しめるところがこんなにあるんだなっていうのを」
伊原木知事「本当にセットとして作ったような街なんですけれども、あれが本当にその商人が守って作っていった街だっていう、だいたいの日本の街まあヨーロッパもそうですけど権力者が維持して作った街なんですけど、やっぱりフィレンツェみたいに、そこの土地土地の有力な商人が自分たちで作って守った街なので、日本では珍しいタイプなんですよね」
高橋さん「知らないことがいっぱいですね」
伊原木知事「大名とか、どうのこうのとかっていうのとは違う、岡山の街はまさに典型的な城下町なんですけれども、この西大寺あたりにいた商人が反強制的に引っ越して街をつくってということですけれども、倉敷の場合はそうじゃない。それぞれの皆さんの自主的な営みで作られた街ですから」
高橋さん「街とか行くとつながりがあるような雰囲気がありますし、温かい」
伊原木知事「珍しいタイプの、大原家のものすごい貢献はあるんですけども、でも大原家がお殿様みたいに命令してつくったわけではなくて、貢献する形で作った、ちょっと違うんですよね」
高橋さん「一つ勉強になりました」
ーいろいろな気分でまわると、さまざまな体験ができそうですね。どうもありがとうございます。お二人にさまざまなご意見をちょうだいしたところで最後になりますが、今回の「だから晴れの国」PRと晴れの国コンテストに懸ける意気込みを一言ずつ頂戴したいと思います。まずは高橋大輔さん、お願いします。
高橋さん「『だから、晴れの国』というところですけども、僕も結構『岡山って晴れの日が一番多いんだ』って結構言っているんですけどいろいろなところで。それくらい本当に、確かにこう振り返ってみると晴れている、雨とかあるんですけど少なかったなって。いろいろなところに行って気づくっていう。『こんなに雨って降るんだっけ?』みたいに気づくことが多くて、それだけ本当に晴れているということは、気持ちもね、皆さんおおらかな方が多いというか。『まあ、なんとかなるでしょう!』みたいなそういったところがあるので、帰ってくるとすごい楽というか、本当に住みやすい町だなというふうに思うので、ぜひ岡山の良さというのを皆さんにPRしていただいて、僕もどんどんどんどん、まだまだ知らないことだらけですけど、これからどんどん知っていって、全国の皆さんに岡山の良さというのを伝えていきたいなというふうに思っています」

質疑応答
(記者)ー高橋さんにお伺いします。二つお願いできればと思うんですけど、一つ目は岡山はふるさとになると思うんですけども、高橋さんにとって岡山というのはどういう場所なのか、ふるさとというのはどういうところなのか、小さいころの思い出とか何かあれば教えていただきたいです。二つ目はこれから岡山に行ってみようと思う方々にここがおすすめだよとか、こういう良さがあるよとか、こんなお店があるというおすすめがあれば教えてください。
高橋さん「ふるさととは、ですね。なんて言うんですかね。やっぱりこうふるさとがない、ないといったらおかしいですけど、方言だったりとかもそうですし、標準語とはまた違うというのが『いいな~」と言われることがめちゃくちゃ多くてですね、確かにこういろいろな言語を話せている雰囲気に、感じになっていくので」
伊原木知事「バイリンガルとかマルチリンガル?」
高橋さん「そういう感じですね。なんかちょっと誇らしい気持ちになったりとか、なんかそういう自分自身が育ってきた街というのはやっぱり一つの自分の辞書を作ってくれたこともあると思うので、切っても切り離せないものなのかなというふうに思いますし、やっぱり忙しくてもたまに実家に帰って、3日間くらい過ごすと本当に何もしたくないくらい、こんなに心が安まるのかというのが帰ってきて気付くことが多くてですね。そういった中で安心感に包まれて過ごしてきたんだなというのが帰ってきてよく思うことですかね。おすすめは、お店自体はそんなに詳しくないんですけど、フルーツが『こんなおいしいものを小さいときから食べていたんだな』って思うくらいぜいたくしていましたね。きれいなものではなくてもおいしいじゃないですか」
伊原木知事「今からがちょうどシーズン。白桃なんてちょうど今が一番おいしいですしね」
高橋さん「結構、東京とかでお店で買うときれいなものもあるんですけど、地元に帰って型崩れの安いやつを買うんですけど、味は変わらないですね」
伊原木知事「お中元ぐるぐる回って、そろそろ回っていないなというのが家族に回ってくるんですよね」
高橋さん「それもめちゃくちゃおいしかったんだというのを、大人になって」
伊原木知事「子供のころから当たり前なので『おいしい、おいしい!』って食べたというよりも、まあおいしいですけど、大人になってあれが実はものすごいことだったというのが東京とか大阪で分かる」
高橋さん「分かりましたね。東京、大阪おいしくないよとは言っていないですけど」
伊原木知事「めちゃくちゃ高いんです。我々が普通に考えるものがめちゃくちゃ高いんです」
高橋さん「そう、高い。高いんです。フルーツに対する舌の肥え方が尋常じゃないなというのは気づいたりとか、あとはお魚とかもやっぱり、北海道とは、北のものとはまた違うおいしさではあると思うんですけど、なんか舌肥えてたんだなっていう(笑)」
伊原木知事「お寿司も我々の普通のお寿司を食べようと思うと、すごい高いんです」
高橋さん「意外にグルメがきっと多いのかなと思うくらい、おいしいものがたくさんですよね。そこは大人になって気づいた誇らしさの部分もあってですね」
伊原木知事「普通の値段でおいしいですからね」
高橋さん「あとはやっぱり山のものも海のものもよくありましたし、アクセスもいいですし、九州に行くのも、そこでいろいろな産地のものを現場に気軽な気持ちで行けるので。そういったところで、岡山もそうですけど、岡山じゃなく周りも楽しめるんじゃないかなというふうに思うので。あとは(ブラジリアンパーク)鷲羽山ハイランド、やっぱり大好きです」
伊原木知事「あの足こぎ自転車はおすすめです。独特の怖さがありますからね」
高橋さん「あれはおすすめですね」
伊原木知事「富士急ハイランドとは全然違う、独特な怖さがあります」