【アンジェ(フランス)共同】フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪シーズン本格化を告げるグランプリ(GP)シリーズ第1戦、フランス大会は17日、アンジェで開幕し、女子ショートプログラム(SP)は17歳でGPデビュー戦の中井亜美(なかい・あみ)(TOKIOインカラミ)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功して今季世界最高の78・00点で首位に立った。
両腕を突き上げた17歳のニュースターに観客は総立ちとなった。SP冒頭でトリプルアクセルを決めた中井が、自己ベストを9・00点も更新して今季世界最高得点をマーク。元世界女王の坂本を上回る鮮烈のGPデビューに「点数が出た時は跳びはねるくらい驚いた」と頰を紅潮させた。