【アンジェ(フランス)共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、フランス大会第2日は18日、アンジェで行われ、女子は17歳の中井亜美(なかい・あみ)(TOKIOインカラミ)が合計227・08点でGP初出場優勝を果たした。日本勢で紀平梨花(きひら・りか)(トヨタ自動車)、渡辺倫果(わたなべ・りんか)(三和建装・法大)に続く3人目の快挙。
ショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーも149・08点でトップとなり、今季世界最高得点をマークした。
GPデビュー戦にして、五輪の主役候補に躍り出た。緊張の女子フリー最終滑走。中井は音楽が鳴りやむや「終わったー」と解放感に浸り、ガッツポーズした。得点を待つ「キス・アンド・クライ」で1位の表示を見ると、目に涙があふれる。「まさか優勝できるとは」と感極まった。