シスメックス株式会社(神戸市)は8日、今シーズン限りで引退を表明している坂本花織(同社所属)のこれまでの感謝と全日本選手権への意気込みを込めた直筆の手紙を、15日から東京メトロ表参道駅構内で掲出すると発表した。表参道駅は、全日本選手権の会場である国立代々木競技場第一体育館まで徒歩約10分で、掲出期間は全日本選手権が終了する21日まで。
シスメックスは、2017年から地元神戸出身の坂本選手をサポートしており、「集大成を迎える彼女の想いと挑戦を、企業として全力で後押ししたいと考えています」としている。
直筆の手紙全文
いつも応援してくださる皆さまへ
泣いたり、笑ったり、転んだり、また立ち上がったり。
振り返れば、それが私のスケート人生です。
温かく見守ってくれる存在があったからこそ、
ひとりでは見ることのできない景色も見れました。
たどり着けない場所に行くことができました。
リンクに響く拍手も、聞こえてくる応援の言葉も
そのすべてが、いつも私の背中を押してくれています。
支えてくれたすべての人に、
心からありがとうと伝えたいです。
4歳から始めたスケートも、
節目のシーズンを迎えました。
これまで積み重ねてきた毎日を出すことが、私らしい集大成。
完璧よりも、自分が納得できる演技を目指そうと思います。
きっと、その先に結果も着いてくるはず!
どうか、見届けてください。
思い出は、終わったあとに一緒に振り返りましょう。
それじゃ、いつも通りいってきます。
坂本花織











