フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪代表が21日閉幕の全日本選手権で決まった。ペアの三浦璃来(みうら・りく)、木原龍一(きはら・りゅういち)組(木下グループ)や男子の鍵山優真(かぎやま・ゆうま)(オリエンタルバイオ・中京大)ら実力者がそろい、自らも「金」候補の坂本花織(さかもと・かおり)(シスメックス)は「どのカテゴリーも日本はレベルが上がっている。(メダルは)過去最多を狙える」と自信を見せる。
前回北京五輪は銀2、銅2で1大会最多4個を獲得した一方、金はゼロだった。日本スケート連盟の竹内洋輔(たけうち・ようすけ)フィギュア強化部長は代表が出そろった21日夜に「団体、個人で『金』を含む複数メダル」を目標に掲げた。
前回7位の三浦、木原組は2023、25年の世界選手権を制し、五輪の金メダル最有力候補に成長。女子は前世界女王の坂本に加え、中井亜美(なかい・あみ)(TOKIOインカラミ)と千葉百音(ちば・もね)(木下グループ)の初代表組も力があり、米国勢との表彰台争いを期待できる。男子は今月上旬の五輪前哨戦、グランプリ(GP)ファイナルで鍵山が2位、佐藤駿(さとう・しゅん)(エームサービス・明大)が3位に入った。
日本連盟はミラノから車で約1時間の場所に専用リンクを確保し、開催国内初の練習拠点を直前合宿などで活用する。充実の支援を追い風に、開幕日に始まる前回「銀」の団体で勢いをつける。











