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2025.08.20

「昌磨を思い出させる」とランビエル氏が絶賛した逸材 ノービス王者の佐久間陸、初参加のシャンペリー・サマーキャンプ密着

全ての練習を終え、パラディウムの前で撮影に応じる佐久間陸(左)とステファン・ランビエル氏=7月21日、シャンペリー(撮影:吉田学史)

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 アルプス山脈の中腹にある標高1050メートルのスイスのシャンペリーは、人口推計1500人にも満たない。騒々しさとは無縁で緩やかな時の流れを感じさせる、この小さな村。ここにフィギュアスケート男子で2006年トリノ冬季オリンピック銀メダルのステファン・ランビエル氏(スイス)が率いるスケートクラブがある。

 世界選手権で2度優勝した宇野昌磨さんや島田高志郎(木下グループ)らが鍛錬を積んできたフィギュアスケートの「虎の穴」。ここで7月に行われたサマーキャンプに、昨季の全日本ノービス選手権男子覇者の佐久間陸(福岡オリエンタルバイオアカデミー)が約1週間、初参加し、記者が最後の2日間に密着した。

吉田 学史

この記事を書いた人

吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。

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