霧が晴れた。北京で開催された今月のグランプリ(GP)ファイナル。男子フリー後の記者会見だった。宇野昌磨(トヨタ自動車)は迷いのない表情で、こう語った。「僕が残りの競技人生を、どういう気持ちで、何をしたいかっていうのが(今季GPの)3大会で、明確ではないけど、分かったんじゃないかなと思います」。昨季、世界選手権で2連覇を達成。自分の限界だと感じる4種類、計5度の4回転ジャンプも跳んだ。何のために自分は滑り続けるのか―。目標を見失い、自問自答を繰り返してきた日本のエースが、一つの答えを見つけた。(共同通信=藤原慎也)
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