【サスカトゥーン(カナダ)共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、スケートカナダ最終日は2日、カナダのサスカトゥーンで行われ、男子はショートプログラム(SP)で4位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)がフリーで3位となり、合計253・69点で3位に入った。
 三浦の演技詳細とコメント全文は次の通り。
                     【囲み取材】
 ―表彰台。
 「あざっす。ハハハハ(報道陣も笑い)」
 ―演技後は「セーフ、セーフ」という動きでしたが、どういう気持ちで。
 「いや、本当に2本目の(4回転)トーに行った後からもう脚が急に石のようになったというか。『あれ?動かない』と思って。『あー、やばいやばい、やばい』と思っていたんで。脚に乳酸がたまったというか、もう(疲労が)ピークに達していたんで。やばい、やばいと思っていたんですけど。何とか転ばずに滑り切れたっていうところで、セーフセーフセーフって感じでした」
 ―本当に一個一個のジャンプでミスを最小限に抑えて、次にみたいな感じ。かなりメンタル的にも大変な演技だったのではないですか。
 「本当にきつかったし、着氷もまだまだやっぱ結構、前半の二つ以外は結構、タイトなランディングになっちゃったんですけど。そこもなるべく減点の少ない、最小限に抑えたというか。やばかったんですけど、脚は。何とか抑えることができたのかな、という。転倒とかパンクとか、そういった失敗にならなかったので、良かったなというふうに思います」
 ―フランス大会の失意から2週間でここまで来られました。
 「ちょっと自分でもびっくりしているんですけど。やり方を変えて、すごく自分の心の中もスムーズになったというか。周りの演技を見ずに、周りに左右されず、自分のゾーンには入っていたのかなっていうふうな感じはしたので。そこが一つ。この長い長いフリーのトンネルっていうものから光が差してきたというか。だいぶ出口が近いのかなっていう感じはしましたね」
 ―後半にミスが出る中でも、集中を切らさずに、ということは自分の中でかなり意識しましたか。
 「そうですね。もう脚が動かなかったんで。きれいなランディングとかは別に求めていなかったんですけど、なるべく点数を1点でも多く取るというか、なるべく最小限に失敗も抑えようっていう意識ではいたので。そこはできたのかなと」 
                    
						











