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2025.11.03

三浦佳生、もっとご機嫌を手放さない練習をしたい メンタルトレーナーと話し「自分信じると気持ち楽」 【GPスケートカナダ男子フリー】

 男子で3位となった三浦佳生=サスカトゥーン(共同)

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 【サスカトゥーン(カナダ)共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、スケートカナダ最終日は2日、カナダのサスカトゥーンで行われ、男子はショートプログラム(SP)で4位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)がフリーで3位となり、合計253・69点で3位に入った。

 三浦の演技詳細とコメント全文は次の通り。

 【囲み取材】
 ―表彰台。

 「あざっす。ハハハハ(報道陣も笑い)」

 ―演技後は「セーフ、セーフ」という動きでしたが、どういう気持ちで。

 「いや、本当に2本目の(4回転)トーに行った後からもう脚が急に石のようになったというか。『あれ?動かない』と思って。『あー、やばいやばい、やばい』と思っていたんで。脚に乳酸がたまったというか、もう(疲労が)ピークに達していたんで。やばい、やばいと思っていたんですけど。何とか転ばずに滑り切れたっていうところで、セーフセーフセーフって感じでした」

 ―本当に一個一個のジャンプでミスを最小限に抑えて、次にみたいな感じ。かなりメンタル的にも大変な演技だったのではないですか。

 「本当にきつかったし、着氷もまだまだやっぱ結構、前半の二つ以外は結構、タイトなランディングになっちゃったんですけど。そこもなるべく減点の少ない、最小限に抑えたというか。やばかったんですけど、脚は。何とか抑えることができたのかな、という。転倒とかパンクとか、そういった失敗にならなかったので、良かったなというふうに思います」

 ―フランス大会の失意から2週間でここまで来られました。

 「ちょっと自分でもびっくりしているんですけど。やり方を変えて、すごく自分の心の中もスムーズになったというか。周りの演技を見ずに、周りに左右されず、自分のゾーンには入っていたのかなっていうふうな感じはしたので。そこが一つ。この長い長いフリーのトンネルっていうものから光が差してきたというか。だいぶ出口が近いのかなっていう感じはしましたね」

 ―後半にミスが出る中でも、集中を切らさずに、ということは自分の中でかなり意識しましたか。

 「そうですね。もう脚が動かなかったんで。きれいなランディングとかは別に求めていなかったんですけど、なるべく点数を1点でも多く取るというか、なるべく最小限に失敗も抑えようっていう意識ではいたので。そこはできたのかなと」 

スケートカナダ 三浦 佳生
吉田 学史

この記事を書いた人

吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。

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