フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権最終日は24日、東京辰巳アイスアリーナで行われ、男子は17歳の中田璃士(なかた・りお)(TOKIOインカラミ)が合計255・25点で2年連続2度目の頂点。SP首位で迎えたフリーで2種類、計3度の4回転ジャンプを決め、2位の西野太翔(にしの・たいが)(神奈川・星槎国際高横浜)に約20点の大差をつけた。蛯原大弥(えびはら・だいや)(東京・駒場学園高)が3位。
西野の演技詳細とコメント全文は次の通り。
【ペン取材】
-今日のスコアについてはいかがですか。
「今日のスコアは自己ベストじゃないので、しっかり足りないところを練習して次に行かせるように頑張りたいと思います」
-最後のジャンプと演技終わりにガッツポーズが出ていましたけど、どんなお気持ちで。
「すごいうれしくて、でも何かうれしいっていう気持ちとほっとした気持ちが混ざっていました」
-ガッツポーズがでるほどうれしい演技っていうのはいつぶりですか。
「そうですね。イタリアぶりですかね、多分」
-今シーズンはご自分の中でも結構いい演技が。
「そうなんです」
-このフリーのプログラムの解釈と、それを表現するために意識した点というのはどういった点ですか。
「このフリープログラムは最初はすごい暗いイメージから始まって、そこからどんどん一旦盛り上がって、そのあと中間で一回静かになると思うんですけど、最後上がっていくっていう感じで、その場面ごとの強弱の付け方や表現の仕方をすごい意識して練習してきました」
-終わったあとに璃士くんの演技を見てらっしゃたと思うんですけど、改めて見てどんな感想を持ちしましたか。
「『えぐいな』がマジで最初に浮かんできた言葉ですかね」
-彼の存在は改めて自分の競技を高める上でどういった役割というか。
「やっぱすごい上の存在なので、それに一歩でも近づけるように自分も頑張らなきゃっていう気持ちにはなりますね」
-この大会である意味一緒に、今日はトップ争いをする2人だったと思うんですけど、でも見てるときに「いけいけ」って感じで応援されていたと思うんですけど、どんな気持ちに。
「いやなんかもう普通に『マジ頑張れ』っていう感じです」
-一緒に戦う相手と、お友達とか仲間である存在というのは。
「ライバルでもあるし、最高の友達でもあると思います」
-シーズン当初はどこをピークに持ってこようと。
「シーズン当初はまあ、まずジュニアグランプリは去年とかだったり、あんまり良くなかったので、一旦そこに照準を合わせて練習をして、その後のこの全日本ジュニアという一番大きな舞台で照準を合わせて練習をしてきたと思っています」
-ファイナルが決まって、全日本ジュニアとファイナルどっちをフォーカスしてきましたか。
「ファイナルも今季から狙ってたんですけど、それで決まったことによって全日本もあるし、ファイナルもあるんですけど、絶対油断せずにしっかりといい演技を見せられるように頑張りたいと思ってます」












