インタビュー

2026.10.28

選手はルール変更をどう取り入れている? イグナトワ、青木祐奈の構成に見る今季の戦略【フリー編】

デザイン:山田紗英子

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 さらに奥深いプロトコルの世界に足を踏み入れます。今季はフリーのジャンプ構成やコンビネーションのルールが変わり、選手たちの戦略にも変化が生まれているそうです。声優で、フィギュアスケートファンの春瀬なつみさんが注目したのは、イグナトワ選手や青木祐奈選手のジャンプの構成。プロトコルを見ながら、新ルールをどう生かして得点につなげているのかを追います。ルールが変わったばかりの「今」ならではの楽しみ方を聞きました。(取材:前山千尋、米良治子)

①はこちら

国際大会で鮮烈なシニアデビューを飾った島田麻央 木下グループ杯のプロトコルを春瀬なつみさんと読む【SP編】
木下グループ杯 島田 麻央 アレクサンドラ イグナトワ

春瀬なつみさん略歴

 声優。香川県出身。趣味・特技は、読書・映画鑑賞・音楽鑑賞・フィギュアスケート観戦。フィギュアスケートをテーマにしたアニメ『メダリスト』では、主人公・結束いのり役を演じる。

 長年、フィギュアスケート観戦を続ける愛好家。ロシア選手が好きで、ロシア語のキリル文字が読めるようになったほど。今季のジュニアグランプリにも注目し、特にソフィア・ゼプカを応援。リアルタイムやアーカイブで演技を見た後、プロトコルを確認するのが習慣。現地観戦でも試合後にプロトコルを確認して初めて「試合が終わる」という感覚で、全選手が好演技をそろえた大会のきれいなプロトコルは「スケオタ人生のご褒美。最高のデザートをいただいているようなもの」と語るほど楽しむ。

まずはプロトコルについて

 プロトコルとは、出場選手一人一人の採点表。試合後に公表され、オンライン上で無料で公開される。演技の評価を確認できる。

■もう少し詳しい点数の見方はこちらから

フィギュアスケートはどうやって点数を付けるの? 採点方法を解説

イグナトワの戦略  ルール変更のうまみ?

 ―プロトコルを見て、戦略は分かりますか?

 「どういう戦略なのかなって妄想したりするのが結構好きだったりしますね。今シーズンからルールが変わって、フリーにおいてジャンプの回数が昨シーズンまでの7本から6本に変更されました。さらに最大3回だったコンビネーション(ジャンプ)の要素が最大2回に変更になっています。ただ3連続のコンビネーションはこれまで通り入れることができるので、選手としては絶対に3連続のコンビネーションを跳びたい。だけど、それを入れるチャンスが3回から2回になっています」

 「体力的にもしかしたら楽になった部分が選手によってはあるかもしれないです。でも、入れられるコンビネーションが減った分、大切な2回のチャンスを前半、後半のどのタイミングに入れるのか、どこに3連を入れるかも悩む部分なんじゃないかなと思っていますね。そういった意味で今回のルール変更を皆さんがどう取り入れてくるのかが気になるところでもありました」

前山 千尋

この記事を書いた人

前山 千尋 (まえやま・ちひろ)

デジタルコンテンツ部記者。2007年入社。青森、京都支局を経て、文化部で美術や建築、教育、ジェンダー問題などを担当してきた。山梨県出身。

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