フィギュアスケートの元世界王者で昨年引退した宇野昌磨さん(27)が10日、福岡市で共同通信のインタビューに応じた。約2カ月後に迫った初プロデュースアイスショー「Ice Brave」の準備状況と、3月に米国のボストンで開催された世界選手権の受け止めを聞いた。
過去のプログラムを演じる点については「懐かしさもありつつ、年月を経て成長したんだっていうところが、昔から応援してくださったファンの皆さんには、すごいって思わせられるポイント」と説明。「静まり返るアイスショーも素晴らしい芸術性だと思うけど、僕はすごくテンションが上がるようなアイスショーを目指している」と意欲を語った。また、恩師ステファン・ランビエル氏との共演について「彼(の演技)が何回も見られるっていうのは、単純にうれしい」と話した。(聞き手 森康太朗)
―約2カ月後に迫ったアイスショー。今の準備状況は。
「まずはどんな方向性にするのか、自分がどんなものを目指したいか、どこを大事にしたいかっていうところが、もう毎日リハーサルしているので、やっていくに連れて自分がここはこうしたいとか、どう引っ張っていきたいとか、どういう存在でいた方がいいのかとか。始まる前よりも、リハーサルを積み重ねていく上で、どんどん、どんどんいろんなものが見つかりつつ、今、ようやくなりたい形というか、今回のアイスショーはこういう形にしたいっていうのが見えてきている」
