フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）ファイナルは４日、名古屋市のＩＧアリーナで開幕し、男子ショートプログラム（ＳＰ）は鍵山優真（かぎやま・ゆうま）（オリエンタルバイオ・中京大）が自己ベストの１０８・７７点で首位に立ち、初優勝に前進した。佐藤駿（さとう・しゅん）（エームサービス・明大）が９８・０６点で２位。３連覇を狙うイリア・マリニン（米国）は９４・０５点で３位と出遅れた。

　ペアＳＰで３年ぶり２度目の頂点を目指す三浦璃来（みうら・りく）、木原龍一（きはら・りゅういち）組（木下グループ）は７７・３２点でトップとなり、２位のイタリアのペアと０・１０点差。来年２月のミラノ・コルティナ冬季五輪の前哨戦でＧＰシリーズ総合上位６人、６組が争う。

　日本開催は８年ぶり６度目。女子の坂本花織（さかもと・かおり）（シスメックス）千葉百音（ちば・もね）（木下グループ）渡辺倫果（わたなべ・りんか）（三和建装・法大）中井亜美（なかい・あみ）（ＴＯＫＩＯインカラミ）は５日のＳＰに向けて調整した。

　五輪代表は１９～２１日の全日本選手権（東京）で決まる。