五輪初出場へ弾みをつけた。愛称「うたまさ」の吉田、森田組は国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを上回る合計得点をマーク。ミスが相次いだ前戦から成長を示し、吉田は「ほっとしているし、うれしい気持ちでいっぱい」とガッツポーズした。
今季結成したばかりの櫛田、島田組が代表争いで急浮上し「いい刺激」と危機感が生まれた。最下位だった11月のNHK杯で転倒したリフトを重点的に修正。今季から拠点を移したカナダで五輪金メダリストのスコット・モイヤー・コーチから技術を吸収した。
岡山県出身の吉田と京都府出身の森田は2年前のトライアウトで互いの向上心に魅力を感じ「長く頑張っていける」と結成に至った。日本がメダルを目指す団体でアイスダンスは唯一の弱点種目。森田は「貢献できたと感じられる演技を」と底上げを誓った。(品川)










