高校生の10人に1人が学ぶ通信制高校が、アスリートの新たな受け皿になっている。海外遠征で世界を飛び回るトップ選手にとって競技と学業を両立させやすいのがメリットで、フィギュアスケート女子の中井亜美(なかい・あみ)(17)もその1人だ。「オリンピックで金メダルを取る」と入学式で宣言してから2年。ミラノ・コルティナ冬季五輪で夢に挑む。
中井が在籍する勇志国際高は熊本県天草市に本校があり、生徒数は約2600人。「不登校や働きながら学びたい人の受け皿でありつつ、スポーツや芸能に打ち込みたい生徒にも選ばれている」。中井が面接指導などのスクーリングで通うサテライト施設・千葉学習センター(千葉県松戸市)の榊原莞織(さかきばら・いっしき)・副センター長(31)は話す。
ジュニア時代から世界を舞台にしてきた中井は、同高のトップアスリートコースに進学。各サテライト施設をオンラインで結んで実施された入学式では、新入生代表としてあいさつし、五輪での金獲得を誓った。
担任の高橋桃子(たかはし・ももこ)教諭(24)によると、忙しい中でも課題は必ず締め切り前に提出し、シーズンオフになると、バーベキューや街の清掃活動といった行事にも積極的に参加しているという。
星槎国際高横浜にも多くのオリンピアンがいる。フィギュアスケート男子の鍵山優真(かぎやま・ゆうま)(22)と、パリ五輪で三つの金メダルを獲得した体操の岡慎之助(おか・しんのすけ)(22)は卒業生で、現在は卓球の張本美和(はりもと・みわ)(17)らが通う。
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