永井玲衣さんの哲学対話ではホワイトボードが問いでいっぱいになったら問いだしは終わりです。ホワイトボードには12の問いが並びました。
ここで前半で出た問いをさらに深めていくために、後半の対話のテーマを決めることになりました。
通常の哲学対話であれば、この中から一つを選んでテーマとしますが、ホワイトボードにいくつも並んだ問いを見つめていた羽生結弦さんこと、まえがみさんが、ここである提案をして…

ありがとうございました。何か問いって、一人きりで抱えることも、もちろんあるんですけれども。1人で問いを出すよりも、こうやって対話の中で出すことが私はとても好きなんです。
というのは、誰かの言葉を聞くと、言葉が引きずり出されちゃったり、心が勝手に動いて考えさせられてしまう。そういう言葉も大切にしたいなと思っているので、こうやって記者のみなさんも巻き込みました。
この中から一つスタート地点を決めて、一緒に考えたいなと思っています。まえがみさん、ご自身が出した問いも含めて、どの問いが気になりますか? スタート地点となる問いです。
なんだろう。今回、この流れの中で、たぶん何か共通するものが存在していて。でも、それを今言葉にしようって言われると、すごい考えなきゃ出せないな、と思いながら聞いていたんですけれど。なんだろう。

(まえがみさんがしばらく考える)

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