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2025.08.02

三浦璃来「自分たちを信じる」 金メダル期待のりくりゅうインタビュー 特集【ミラノ・コルティナ冬季オリンピック開幕まで半年】

 今季のテーマを記した色紙を手にするフィギュアスケート・ペアの三浦璃来(右)、木原龍一組=オークビル(共同)

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 来年のミラノ・コルティナ冬季オリンピック開幕まで6日で半年。選手たちは真冬の頂点を目指し、この真夏にも鍛錬を積む。フィギュアスケート男子で前回北京オリンピック銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が7月の国内今季初戦で優勝。「銀の次は金しかない」と、4回転ジャンプの精度を磨く。女子で北京銅メダルの坂本花織(シスメックス)はオリンピック後に競技から引退する。新演目を滑り込み「やってきたことを全部出し切る」と完全燃焼を誓った。ペアの三浦璃来(23)、木原龍一(32)組=木下グループ=は共同通信のインタビューに応じ、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの目標として、ペアで日本勢初のメダル獲得を掲げた。結成6季目の昨シーズンは2年ぶり2度目の世界一に輝いた「りくりゅう」。オリンピック制覇が期待される中、挑戦者の立場を強調した。

 練習するペアの三浦璃来(左)、木原龍一組=7月、オークビル(共同)

 ―オリンピックまで半年。

 木原「シーズンに入るとあっという間。オリンピックシーズンだからといって特別なことはしない」

 三浦「オリンピックを特別視せず、それまでの試合と同じような感覚で、集中して取り組んでいきたい」

 ―今季のテーマは。

 木原「昨季は『もっとやらなければ』という思いが強く、途中まで試合を楽しめなかった。世界王者だからという考え方ではなく、2度優勝できたことを自信にしながら、楽しむことがテーマ」

 三浦「(2023年世界選手権初制覇の)翌シーズンは一つのミスに落胆していた。今季は、ミスしても自分たちを許せるように、広い心で練習を続けていきたい」

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