ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得した三浦璃来さんと木原龍一さんの「りくりゅう」が2日、東京辰巳アイスアリーナで初めてプロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」の千秋楽を迎えた。
公演後の取材でのコメントは次の通り。
こんな歓声をいただける日がくると思わなかった
―アイスショー大成功で終わったかなと思うんですが、今の思いを。
三浦「そうですね、まずはみんながけがなく、そして全員が笑顔で終われたので、そこが本当にうれしいなというふうに思いました」
木原「そうですね、本当に今回来てくださったスケーターの皆さん、ディレクターのケイトリン、ミッチ、関係者の皆様に本当に心から感謝したいなと思います。正直、このお話をいただいたとき、形にすることができるのかなって思うのが強かったんですけど、本当にたくさんの方々のご協力で、4公演目を終えることができて、今、安心した気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」
―『グラディエーター』はすごい大きな拍手でした。終わった後に涙もされましたけども、思いがこらえきれなかったんですか?
三浦「そうですね。やっぱり競技用とはまた違って、ショー用のグラディエーターになっているんですけど、それでもスタンディングオベーションをしてくださる方がたくさんいて、すごく心からうれしいなと、この場に立てているのも、私たちだけではできなかったので、本当にたくさんの方に感謝だなと思いました」
木原「本当に同じ気持ちで、アイスショーでたくさんの方々に見ていただくことができて、こんなにも歓声をいただける日がくるなんてという思いが大きかったです。3年前はペアを見ていただくことは難しかったかもしれませんが、今こうして、カップル系だけでこんなにも素晴らしいアイスショーを開催することができて、今日は泣いていないんですが、いろいろな感情がこみ上げてきました」
現役選手のための場にもなったら
―各国のスケーターたちに感謝の思いはありますか。
三浦「急だったのもあって、現役選手にとってはシーズン直前の開催になってしまって、申し訳ない気持ちもあったんですが。その中でも、日本で開催してくれてありがとうだったり、オリンピックサイズのリンクにしてくれてありがとうといった言葉をたくさんいただいたので、現役選手たちのための場にもなればいいかなとも考えていたので、そういった言葉をいただけて、すごくうれしいなと思いました」
木原「来ていただいた選手全員に楽しんでいただきたいという思いを持っていたので、そのショーの最中から、みんなこのショーは楽しくてしょうがないって言葉を何度も何度もいただけたので、自分たちもすごい楽しかったですし、自分たちだけではなくて、出演していただいた全ての方々に本当に楽しんでいただけたので、一つ目標を達成することができたので、良かったかなと思います」
―演目の部分で、早着替えの部分が不安だと話していたが...
木原「フィナーレは下のズボンは脱いでないので、上を着替えるだけで、グライデータの衣装は股下からボタンが外せるようになっているのでいいんですけど。どちらかと言ったら野球のプログラムの後の早着替えの方が最初は余裕がなかったでんすけど、今日は本当に、人間慣れてくると、ちょっと余裕が出てくると油断してしまうんですけど、ゆっくり扇風機に当たっていたら、ちょっと時間がなくなって、璃来ちゃんに、ゆっくり扇風機に当たってるからでしょって」
三浦「そんなん言ってない(笑、一同(笑))、ずっとまだって言ってるけど、『今進んでる』って言われてて」
木原「 気づいたらもう一人だったから。ええって」
三浦「早くしてよ、着替えてなかったんかいって」
木原「ゆっくり着替えていたら今日はちょっと危なかったです(笑)。以上です(笑)」
引退したのかな?
―今後やってみたいことは。
三浦「私たちがペア競技を始めた時って、やはりこんなにたくさんのお客様に見ていただけることってなかなかなかったので、やっぱりちゃんと結果を出すことができて、たくさんの方にカップル競技の魅力を今回でたくさん伝えれたかなと思っているので、これからもいろいろな形で魅力を伝えていければなと思っています」
木原「本当に今回たくさんの方に見ていただけたと思いますが、これからもペア、アイスダンスの魅力をお届けできるように、いろいろなことに挑戦したいなという思いもありますし、これから先、自分たちがどう技術を維持していくのか。正直、引退してから自分たちがどういうふうにしていけばいいのかというのが、ちょっとわからない部分もありましたし、カナダでの生活のリズム、練習場所の変化などもあったので、なかなか自分たちのリズムを取り戻すことができずに、どうやってやっていこうという形がまだ見えていなかったんですけど、今回アイスショーに参加させていただいたことで、できる限り自分たちの技術をキープしていこうという結論に至って、もう引退したからこれをやらなくていいよねって、思いが少しあったんですけど、やっぱりこうやって皆様の前で演技させていただいて、やっぱりできるうちはなんとかキープしていこうっていうふうになったので、またこれからも一日でも長く今の状態を皆様にお見せできるように頑張っていきたいなと思います」
木原「引退って言うのかな、これ」(笑)
三浦「引退したんですけど、めっちゃ食事、めっちゃ気をつけてて、なんかあれ引退したんだよねってさっき言ってました(一同、笑)。さっきやっと二人でジュース乾杯して。引退したんだっけ?って」
木原「結局、引退したのかなって疑問だよね。4、5月忙しくて帰ってすぐ練習始まって、あれ?って」
三浦「現役選手みたいな生活をしてます」
木原「あれ、ちょっと待てよって、以上です」
三浦「以上です(笑)」
ツール・ド・フランスを目指す?
―ちょうど半年前はオリンピックもあって、もう半年なのか、まだ半年なのかっていうところが激動の半年を振り返っていただけますか。
三浦「いつもだったら、現役時代だったら、シーズンオフにちょっとお休みをとって旅行に行ったりするんですけども、とてもありがたいことに忙しくさせていただいて、もう現役だったらシーズン始まってるじゃんとか、すごく二人で話してて」
木原「4,5月はいろんな、違った意味で忙しくしていたので、なかなか氷に乗れなかったので、本格的に練習再開できたのが6月だったので、少しこの時期に間に合うかなという不安はありましたし。氷に乗れない時間が、少し自転車に乗っていたりしたので、知多半島1周、もう2周くらいしたんですけど。自分の方向性を一時期見失っていたので…(笑)」
三浦「自転車にいこうとしてた」
木原「自転車でツール・ド・フランスを目指していた」(一同、笑)
三浦「本気で行こうとしてたよね」
木原「でも、乗ったら早いから」
三浦「でも山は登れないそうです」
木原「最初、山登りのレースに出たかったんですけど、自分は向いてないってことに気づいて、体重が重いんで、進まない」
三璃「 登れないって言ってました」
木原「平らなところを速く走る方が得意です」
三浦「 だから、坂道は私の方が速いです」
木原「そうなんですよ。璃来ちゃんの方が速いから追いつけないんですよね。 これスケートの話だよね」
三浦「ごめんなさい」
木原「すみません。何でしたっけ」(笑)
―半年たって…
木原「まだ半年なんだって思おのが強いですね。ありがたいことにたくさんお仕事をさせていただいたので、自分たちにとってすごく新鮮なことだったので、まだ半年なんだって、もう2年ぐらい経過しているような感覚なんですけど、いろいろな環境変化も多かったので、ただ、カナダに帰ってから少しスケートにゆっくり向き合えて、自分たちの、ちょっとは違うリズムにはなってしまったんですけど、現役の時に近いような生活リズムになっていたので、やっと落ち着いた時にまた戻ってきたので、どうすんだろうね、これから」(笑)
三浦「どうすんだろうね」
木原「乞うご期待」
「6分間練習」のプログラム、こだわった
―今回のショーでは初めてカップル競技を見る方へ向けた工夫もたくさん凝らされたのかなと思ったんですけど、どんな思いで。
三浦「やりたいことを全て詰め込んだアイスショーに今回はなったのかなと思っていて、やっぱりありがたいことに初めてカップル競技を見る方もたくさんいらっしゃったので、どうしてもペアとアイスダンスの違いを教えてほしいといった言葉をたくさんいただいて、分かりやすく、6分間の技紹介であったり、ペアVSダンスといった、初めて見る方でも分かりやすいようなアイスショーにしたいなと思っていました」
木原「6分は僕たちが2人でこだわっていたポイントだったんですけど、ただ、そこからケイトリン、ミッチがさらに僕たちの伝えたいこと、やりたいことを全て形にしてくださって、関係者の方々も本当に魅力の詰まった6分になったかなという思いがあります」












