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2025.12.02

フィギュアスケートの良い衣装ってどんな衣装? 三つの要素のバランスがそろった羽生結弦さんの『ボレロ』 伊藤聡美さんに聞く(中)

エアブラシで衣装に彩色するフィギュアスケート衣装デザイナーの伊藤聡美さんⓒShoji Onuma

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 フィギュアスケートの元世界女王の浅田真央さんの演技に魅了され、いつかその衣装を作りたいと、フィギュアスケートの衣装デザインの世界に足を踏み入れた伊藤聡美さん。1シーズンに数十の衣装を手がけているという。衣装はどのように作られ、創作を続ける中で自身が考える「良い衣装」とはどんな衣装なのか聞いた。(インタビュー=前山千尋、品川絵里)

総合的な競技

『notte stellata 2025』の『MANSAI ボレロ』で、伊藤聡美さんの衣装を着て演技をする羽生結弦さん=2025年3月

 ―前回のお話で、『notte stellata 2025』の『MANSAIボレロ』は「良い衣装だった」とお聞きしましたが、どういう衣装を良い衣装だと考えていますか?

 「そうですね、やっぱり自分の中でこれはいいなって思うものはあります。フィギュアスケートのプログラムって、もちろん選手がいて、音楽があって、振り付けがあって、それに衣装。この全てが本当に良いバランスで組み合わさった時に良い衣装だと思えるんです」

 

前山 千尋

この記事を書いた人

前山 千尋 (まえやま・ちひろ)

デジタルコンテンツ部記者。2007年入社。青森、京都支局を経て、文化部で美術や建築、教育、ジェンダー問題などを担当してきた。山梨県出身。

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