フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズに臨む日本勢の記者会見が1日、東京都内で行われた。女子の坂本花織(シスメックス)千葉百音(木下グループ)樋口新葉(ノエビア)渡辺倫果(三和建装・法大)、男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)佐藤駿(エームサービス・明大)壷井達也(シスメックス)山本草太(MIXI)三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)が出席し、ジュニアで女子の島田麻央(木下グループ)と男子の中田璃士(TOKIOインカラミ)も同席した。
進行役を務めた松岡修造さん、荒川静香さんとともに今季のテーマを語り、女子の坂本は「総括」、千葉は「研さん」、樋口は「全力!」、渡辺は「潔く」、男子の鍵山は「Step by Step」、佐藤は「ポジティブ」、壷井は「夢」、山本は「ハレルヤ」、三浦は「サムライ」を掲げた。ジュニアで女子の島田は「ミラクルを起こす!」、男子の中田は「下克上」を挙げた。(以下敬称略)
記者会見の全文は次の通り。(取材・藤原慎也、今村未生)
―今シーズンのテーマは。
中田「今シーズンのテーマは、『下克上』。オリンピックには出られないんですけど、全日本選手権で優勝を目指して頑張ります」
松岡「下克上と書いた。その思いは一番どこにあるんでしょうか」
中田「去年の全日本が2位だったので、表彰台を今年は目指すんじゃなくて、1位をしっかり目指して頑張りたいです」
松岡「ジュニアの頃からこういう力がありますね」
荒川「そうですね、そういう若い世代の押し上げがシニア勢にとっても、本当に何て言うんでしょう。いい意味で、みんなで切磋琢磨していく力に変わっていきますから、本当にジュニアの次の世代がいるっていうのは、日本にとっても心強いですし、何といっても、見ても分かるように、背も伸びてますから、スケートのスケールも、また一回りも二回りも伸びしろのある段階で、この『下克上』という目標を掲げた今シーズン。楽しみだなと思いますね」
松岡「その思い聞いてどうですか」
中田「頑張ります」
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